天平15年(743)に聖武天皇の勅願により建立された、奈良時代の代表的な寺院です。「奈良の大仏」として盧舎那仏坐像が安置されている大仏殿は世界最大の木造建築物として有名です。1998年には「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。境内には大仏殿をはじめ、転害門、法華堂、、南大門、鐘楼、江戸時代に再建された二月堂といった数多くの国宝建造物がたち並びます。
二月堂での法会「お水取り」は天平勝宝4年(752)から一度も途絶えることなく続けられています。
修二会の日程(お水取り・お松明)
12月16日 翌年修二会参籠の練行衆発表
2月12日 新入習礼
2月15日 新入・新大導師別火入り
2月18日 二月堂にて修二会で使用する灯明油の「油はかり」
2月20日 戒壇院別火坊にて試別火(ころべっか)はじまる
2月25日 戒壇院別火坊にて惣別火(そうべっか)はじまる(閏年は26日)
3月1日~3月14日 二月堂にて修二会本行
3月15日 満行
世界遺産にも登録されている奈良を代表する古刹です。五重塔や阿修羅像など、数多くの国宝や重要文化財を収蔵しています。夜のライトアップされた五重塔は、昼間とは違った幻想的な姿になります。
春日大社は、平成10年に「古都奈良の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されました。朱色が美しい社殿はもちろんのこと、奉納された約3000基の灯籠が並ぶ姿は必見です。毎年2月・8月には境内にある全ての灯籠に火を灯す「万燈籠」の行事がおこなわれます。
周囲の細い路地裏に入ると、木材をふんだんに使った白壁・格子のある建物が目にとまります。
当時の面影そのままに、情緒あふれる町並を楽しむ事ができます。
当館からは徒歩で12分程度の距離にありますので、気軽に散策を楽しめます。
総面積がおよそ660ヘクタールにも及ぶ、奈良市の県立公園です。園内には奈良国立博物館、東大寺、興福寺、春日大社など多くの国宝指定・世界遺産登録物件が点在しています。豊かな自然とたくさんの鹿に癒されるスポットです。
飛鳥時代に創建された般若寺は、天平のころ平城京の鬼門を鎮護する寺となりました。境内にある重文の笠塔婆(かさとうば)は、日本最古で、最大とされています。また「花の寺」、「コスモス寺」として知られ、四季に咲く花の名所でもあります。
平城宮は唐の長安をモデルにして造ったといわれる平城京の大内裏です。1998年に復原された朱雀門は、平城宮跡に鮮やかな朱の色を輝かせています。同年「古都奈良の文化財」として東大寺などと共に世界遺産に登録されました。
若草山は奈良公園内の芝生に覆われた三つ重ねの山です。標高342メートルの山頂には5世紀頃に築造されたといわれる史跡鶯塚古墳があります。京都から奈良までを見渡せるため、夜は美しいパノラマ夜景を楽しむことができます。